創業九十余年 着物と帯の専門店
東京都足立区千住柳町41−13
TEL / FAX 03−3881−2039
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悉 皆 (しっかい)

   

 
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 悉皆(しっかい)とは、


  江戸時代、大坂で染め物・洗い張りなどの注文を取り、京都の専門店に取り次ぐことを業とした者。
  転じて、染め物や洗い張りを職業とする人。辞書では残らず。すっかり。全部。とあります。
  悉皆成仏という仏教言葉もあり、意味は「万物ことごとく成仏する事」です。
  着物のお手入れ全般を「悉皆」と呼ぶのは、生地が端切れになり物としての命をまっとうするまで使い切る事を意味するのだと思います。
  それだけ、昔は衣料が貴重品だった事が解ります。
  昭和40年頃までは、平均初任給では白生地が買えませんでした。昭和も50年に入り一般小売価格でやっと買える位の価格となります。
  これは物価の下落と人件費の高騰が逆スライドで起こっているからです。
  現在、新しい着物は当時と比べて買い易くなっていると思います。
  (貴重な紬や本式の染物は価格が高騰しているかのように感じますが初任給ベースで考えますと、
  数字は大きくなっていますが比率的には下がっているかと思います。)
  が悉皆という括りで考えると、安くなった着物を高くなった人件費で直す・お手入れをするのですから
  昔のように何から何まで手を加えてお直しする事を当店ではお奨め致しません。
  直す価値の在るもの・思い入れのある品物など、お金を掛けても惜しくない・・・お金に換え難い・・・などの正当性が必要かと思います。
  和装業界の職人さんたちは、皆すばらしい技術と経験をお持ちで、たぶんお金に糸目を付けなければ直らない着物は無いかと思います。
  ですが、中には買い替えた方がお安い場合があるのも現実です。
  


 
 

 譲り受けた着物の寸法直し



お母様からお嬢様へ。。。など、着物は代々受け継がれていきます。
しかし、誂えならではの難点として寸法が合わない!!ということはよくあります。
一番のお薦めの方法は一度解き、洗張りをしてから再度新しい寸法で御仕立てをする。
その時に痛みや汚れの激しい胴裏や八掛を交換する。


費用を掛けずにお直しする場合は、全体ではなく著しく寸法の違う場所だけを解いてお直しする事です。
裄・身巾・袖丈・肩巾などなど。。。部分的に出したり、詰めたり出来ます。

胴裏と八掛を取り替えての洗張仕立て直しは
新物の反物よりも余計に解き・洗い張り代金が掛かりますので代金が嵩みます。


 汚れた塩瀬の帯



塩瀬地の帯って着付けの際に手の汚れ(脂分など)が着いて段々と薄汚れてきませんか?
色の薄い帯ほど目立ちますよね。
簡単にお手入れしたい方はそのまま生洗いする方法もあります。

上記の方法では落ちにくい汚れや、帯の仕立てが狂うのでは?
という方にはやはり一度解いて帯地を洗張りする事をお薦めします。
加工としては解き・洗張り・御仕立てが必要です。この時に帯芯も取り替えましょう!


 派手になった色無地を染替える



皆さん、色無地は必ず1つはお持ちだと思います。
でも、昔に作ったもので地色が派手で着られなかったり、何回も着て
もう飽きてしまったものなどは、染め替えで気分転換しましょう!
解き・色抜き・下洗い・染め替え・御仕立ての加工で新しい色無地の出来上がりです。
胴裏は取り替えるか・洗張りを。八掛は染め直しか取り替えるか。
ただし御紋が入っている場合が多いので注意して下さい。
刺繍紋は染め替えるときはそのままご活用出来ません。場所を変えて入れなおす必要があります。
ぬき紋はそのまま伏せてお染替え出来ます。
汚れや・元色によって下洗いや色抜きといった加工が必要になります。
又、汚れたから染め替えを希望する方がいらっしゃいますが、基本的にはそのシミと同系色か濃い色に染め替えて、
シミを目立たなくするというのが染め替えのメリットで完全には消えません!


 お母様の振袖帯をお子様の七才祝着用帯へ



振袖に合わせて選んだ袋帯・・・・皆様どうされていますでしょうか?
黒地・金地・赤などなど。。。。今となっては派手になって使えなくなってはいませんか?
七才のお祝いにお子様へと受け継がれてはいかがでしょう。帯の両端を解き、
巾を狭めてお仕立てし直しすると七五三にピッタリです。派手なら派手な程お子様には向きますね。
素材にもよりますが、重くなるのを防ぐ為に芯なしで 


 家紋を直す



親族、知人から譲られた着物の中に紋が付いている品もあるかと思います。
ご自分の家紋へと紋直しする事をお奨めいたします。
着物の紋には、摺り込み・切り付け・縫いなど
施されている加工がまちまちですのでまずは現品をお持ちの上ご相談下さい。
背中心を解き、紋落とし→新しい紋入れ→縫い直し致します。
あらゆる紋付の着物に対応しております。


 母の黒留袖を着たい




約50年前に作られたお母様の黒留袖を御着用になりたい・・・
というお客様が御相談に来られました。
加工も柄も良いお品なのですが、袖周りや衿の比翼地が変色して茶色くなっておりました。
着物も全体的に薄汚れていたので生洗いし、
袖と衿の比翼地は新しいものに交換致しました。
最小限の加工範囲で、着用出来るようになりました。

※上記の加工費は基本的なもので、汚れや・着物の種類によって異なります。

 
 
 
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