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板絞め絣 ぼかし織九寸名古屋帯
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国画会正会員池田リサ 板絞め絣 九寸名古屋帯

板絞め絣 織九寸名古屋帯  
国画会正会員 池田リサ 作  経糸、緯糸共に絹 「 板絞め絣 」

本 体 価 格  ¥594,000−
特別価格  ¥510,000−  ( 税込 / 御仕立て別 )


名古屋仕立て御仕立て代 ¥16,500−  ¥526,500− ( 税込 / 御仕立て込み / 送料無料 )
開き仕立て御仕立て代  ¥22,000−  ¥532,000− ( 税込 / 御仕立て込み / 送料無料 )
  
帯の仕立て方と その種類


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  国画会正会員の池田リサさんらしいと言える、板絞め絞りによる先染めの九寸名古屋帯です。

 
 通常の板絞め絞りは、染の技法で織り上がった生地を様々な型を彫り込んだ板で締め合せ、染料に浸けます。

  板を外せば、板の型にそった絞り染めの完成です。

  こちらの池田リサさんの帯は、経糸を絹、緯糸を綿で最初にざっくりと織上げます。

  そして上記にご説明した板絞め絞りを施します。

  この後が凄いのですが、ここで一度緯糸の綿を抜いて、経糸の絹糸だけを残し、

  これから織上げる帯地の経糸として使用するのです。

  板絞め絞りの工程で出来上がった経糸は織る前にずらしたり反転させてりして整経するのです。

  この技法は池田リサさんのオリジナルな技術で、 「 板絞め絣 」 と呼んでいるそうです。

  
  また、糸染めの発色に拘る池田リサさんは、、生糸と呼ばれる精錬前の段階の糸を使用しています。

  生糸は透過性と麻に似たシャリ感のある状態で、シルクオーガンジーやジョーゼットなどに使用されています。

  精錬する場合でも、自宅で木灰汁や藁灰汁で行います。

  市販されている糸は、撚糸工程での油や精錬工程での炭酸ソーダなどの影響で糸質が荒れ、

  植物染料での染色には影響が出易いといいます。

  「買ってきた糸をそのまま使うなんて、何だか怖くて出来ないんです。」とは本人談です。

  アトリエには、撚糸機、糸繰機まで備え、撚りの回転数や強さを調整して、糸作りから励んでおります。

  
  経糸、緯糸と括る通常の絣とは違う、この板絞め絣の特徴は

  グラデーションの美しさや、ぼかしの絶妙さにあるかと思います。

  
  
本品でいえば、絣を作ってからずらして斜めにする・・・までは理解できるのですが

  交差している模様がどうやってやったのか?不思議です。

  織の地模様として、大きく縞模様を織りだしてあります。
  


   国画会正会員とは・・・
  国画会では連続5回の入選で会友になれます。
  年1回の国展ですので最低でも5年掛かります。
  惜しくも5回目(5年)で入選出来なかった方は、再度5回(5年)のチャレンジが必要となります。
  もしくは通算10回の入選が必要です。
  会友→準会員→正会員となり、
  正会員になりますと応募作品の鑑査役となります。
  それだけ長年に渡り地道に真摯に創作活動をされてこられた作家さんと云えます。




   斎藤佳代子作 「小市松着尺」との組合せ
   手描き京友禅  附下 「立ち木」との組合せ

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