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真糊京友禅 染 九寸名古屋帯 「 トプカプタイル文 」 |
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本 体 価 格 ¥253,000− ( 税込 / お仕立て別 ) 名古屋仕立て 御仕立て代 ¥16,500− ¥269,500− ( 税込 / 御仕立て込み / 送料無料 ) |
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ようやく染め上がって参りました、「トプカプタイル文」です。 「イスファハンの青」の題材がモザイクのタイルだったのに対しまして、 本品の題材は、一枚の手描きタイルです。 それをどのように帯の柄として空間を持たせるのか・・・というのが課題でした。 そのままですと帯の柄としては単純すぎたので。 一本の細い青の蔦の為に、外側・内側2本の糸目があります。 その糸目の中を青い蔦が柄の中をうねうねと周っています。 その全ての淵を金彩でくくるという細かい仕事となりました。 実は、金彩で全てをくくるというのは当初は予定していなかった工程です。 真糊の糸目を生かして白い線を楽しもう!と考えていたのですが、 こちらの作品にはどうも寂しく、物足りたなさを感じました。 途中経過をメールで送って頂いた時に、 どうも寂しい・・・と相談した所、それではこうしてみては!?との対応がありました。 もう別案として、出来上がり後に柄を糊伏せして地色を引き染めるというのもありましたが、 本作では、金彩で縁取りを入れるという仕上げ工程で手を加えて貰いました。 このようなやり取りは、染め上がった品を仕入れているだけでは無い対話ですし、 そもそもkのように丁寧には通常やってくれないのです。 これお願いします。→ はい。出来ました。 これが通常なのです。 1本の反物が下絵屋〜糊屋〜染屋〜と流れていく京友禅の中で、途中でストップは非常に面倒な事なのです。 構想から4〜5か月掛りようやく手元に染め上がってきた「トプカプタイル文」は、 サラリとした紬の生地風とパキっとした金彩も手伝って染め帯なのに、織帯のような存在感となりました。 染物にも織物にも合わせて頂ける1点物の京友禅の染め帯です。 |
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1点物のオリジナル京友禅 8品目 華文、天井文、と続きまして華文ではあるけれど丸紋ではないモチーフを探しておりました。 ペルシャ地域の宮殿に使用される装飾タイルを題材にした染帯を製作しております。 今回の生地は紬系の生地を使用致します。 塩瀬ほどは細かな柄は乗り難いですし、表面もまっ平らではないので 生地に合いそうな柄をと考えて居りました。 京友禅の行程の中で、一番最初の職人さんが下絵職人です。 この出来で京友禅の出来は大分違います。 送られて来たのが「 あたり 」 と呼ばれるラフな下絵です。 こちらを元に、柄の大きさ、位置、構図、配色を考えていきます。 配色パターン1,2は私がコピーして絵具で挿してみました。 色の割り振り方や、こっちは黄色で・・・こっちは青で・・・と 実際に塗ってみないとイメージが湧きませんので、下手くそなりに色を塗っていきます。 この後、写真はないのですが更に塗っていき・・・友禅の胆である糸目まで白で塗り進めてしまいました。 コピーでは黒い線の所が、染め上がると糸目となり白く染め抜かれるからです。 そのベタベタに塗り上げた「あたり」を職人さんに戻します。 「 この白い線イィね〜。白い縁取りも加えよう! 」 とお電話が。。。 糸目のつもりの白い線が、職人さんには太すぎて柄に見えたようです。 一人で全てまかなう作家や東京友禅とは違い、京友禅は分業制なのです。 この伝言ゲームが京友禅の難しい所でもあり、面白い所でもあります。 例えば、一人が思う青はその青でしかありませんが、皆が思う青はそれぞれに違います。 その違う青が各行程を経てひとつの作品になります。 おおまかな指示はこちら側で出してはおりますが、各工程のプロフェッショナルな職人たちが 私の出した指示の元、良いと思う方向へ引っ張ってくれます。 最初の下手くそな塗り絵がどんな綺麗な京友禅となって染上がってくるか・・・楽しみです。 |
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草木染 手織 久米島紬 地括り と合わせて | ||||||||||||||||||||
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