手描き京友禅　染九寸名古屋帯　「生命の樹」田村屋

手描き京友禅　染　九寸名古屋帯
「　生命の樹　　」

◇工藝染織作家

手描き京友禅　　染九寸名古屋帯　　　「　生命の樹　」
田村屋別誂え品　１点もの　生地 / 駒々塩瀬

本　体　価　格　　￥３８５，０００－　　　（　税込 / お仕立Tて別　）

名古屋仕立て　御仕立て代　　￥１６，５００－　　￥４０１，５００－　（　税込/御仕立て込み/送料無料　）
開き仕立て　　御仕立て代　　￥２２，０００－　　￥４０７，０００－　（　税込/御仕立て込み/送料無料　）
　　
帯の仕立て方と　その種類

　　１点もの染帯シリーズ

　　「　ツリー・オブ・ライフ　」と同じ題材、「　生命の樹　」
　　
　　こちらのお品は、ひとつのモチーフでなく様々なイラストを掛け合わせて下絵職人さんに依頼。

　　インドの古いタペストリー、エジプトのパピルス紙、トルコの絨毯、モダンアート、などなど。

　　丸紋だけど、ただの丸にならないように。。。との意図を汲んで頂き

　　途切れなく続く枝と根で表現してあります。

　　下絵の段階ではモノクロで、鳥や花の位置はそちらで考えるように。。。となりました。

　　大きさや、向き、位置などを試行錯誤して再度京都へ送り、本番の下絵となります。

　　下絵は勿論即OKの出来栄えでしたが、

　　これから彩色、地色決め、決め手は柄の中の色。

　　地色は柄の邪魔にならぬよう、ウィステリアミスト・紫水晶のような澄んだ鼡地

　　彩色はいつも取り組んでいる染匠さんでしたので、あの辺りの商品のイメージでとある程度投げました。

　　柄の中の色は、柄を細かく伏せて地色と共色も可能ですが、

　　先方からもパンチのある色合いが良いと思うという助言を頂き、綺麗な瓶覗色に。

　　ここまででもう半年くらい経過しておりましたが、

　　忘れた頃にいつも届きます。（笑）

　　開けて驚きの出来栄えです。

　　特に彩色・・・丸投げしていつものあの雰囲気でと伝えておりましたら、

　　いつもより凝縮された細かさ、密度、色の切り替えの頻度などなど

　　最高レベルの作品と染め上がりました。

　　京友禅は分業制ですので、弊店→染匠→下絵職人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　糊職人　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彩色
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　蒸し水元
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　金彩

　　私からの意図は染匠さんにしか直接は伝わりません。

　　そこからは伝言ゲームのようになります。

　　こちらがガチガチに細部まで指定すると、まぁそのままの出来あがりに。

　　ある程度お任せとすると、今回のように意図した以上の出来というのもあり、

　　個々の職人さん力が存分に発揮された品物となります。

　　現品は写真以上に、細やかで力強く美しいです。

　　真に染の宝石箱のような一本です。

　　

国展入選作家　斎藤佳代子作　「小市松着尺」との組合せ

江戸小紋　廣瀬雄一作　「花唐草」との組合せ

トップページ＞着物ＧＡＬＬＥＲＹ＞至極の一品　京友禅GALLERY＞　京友禅　染九寸名古屋帯　「　生命の樹　」