創業100年 | 着物と帯の専門店 | ||
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東京都中央区京橋2−8−2 1階 TEL / FAX 03−3563−3310 午前11:00〜午後6:00 日曜・祝祭日定休 |
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真糊京友禅 染 九寸名古屋帯 「 モダン茶屋辻 」 |
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手描き京友禅 真糊 染九寸名古屋帯 「 モダン茶屋辻染め帯 」
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本 体 価 格 ¥253,000 − ( 税込 / お仕立て別 ) 名古屋仕立て 御仕立て代 ¥16,500− ¥269,500− ( 税込 / 御仕立て込み / 送料無料 ) |
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依頼から約三カ月・・・とうとう手元に参りましたモダン茶屋辻の染め帯です。 柄として完成されております茶屋辻ですので、勝負どころは色と加工レベルの2点に絞りました。 他で見ないモダンでポップな色合いを指定し、職人は京都の最高レベルの方達にお願して染上がったのがこちらです。 極細の真糊の糸目で縁取られた茶屋辻は、どこにでもあるようで・・・どこにもない一本となりました。 細く繊細なようで、他の染め帯と並べると・・・端正でハッキリとした染め上がり。 引き染もこの微妙な薄色を注文通りに染めてくれました。 薄鼠のきれいな色という注文で、どうしても汚し系の色合いになってしまう所を透明感あるグレーに。 糸目が見えるギリギリの色合いです。 染料溜まりの原因となる伸子針は使用せず、生地の両耳全体に力布を仮縫いして、その布を張る丁寧な仕事です。 よく目にする生地の端にある試しの色も、カラーパレットのように丁寧です。(笑) 葉の彩色、金彩、描き疋田と・・・どこを見ても丁寧で繊細。 必ず後ろ姿で差の出る染め帯です。 |
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どこにもない染め帯を目指して・・・ 前回のモダン茶屋辻の附下の雰囲気がとてもよかったので、 同じ職人さんチームへ 「 あの雰囲気のまま、染め帯にしたい! 」 という希望と柄のイメージを伝えました。 茶屋辻の帯というのは完成されたモチーフで、大変数多く見かけるのですが、 個人的好みで大変恐縮ですが、色合いが甘すぎるというか、濃すぎるというか・・・ という事で始めたモダンでライトな色使いの 「 モダン茶屋辻 」 です。 図案職人さんから最初に頂いたのは写真@Aでした。 これまた個人的好みなのですが、建築物のある茶屋辻がどうも・・・なので、 その部分をカットし写真B、自然風景のみで流水を足して下さいと依頼。 そして戻りましたのが、写真Cの草稿。 うーん。。。今度は流水がうねうねと主張し過ぎている気が。 そこで私の下手な絵で、岩陰に流れ込み、またその岩陰から流れ出ている・・・そんなイメージです。と お願したのが写真Dです。 そのお返事が写真E。本当に我儘ばかり申し上げてすいません!ちょっとサッパリし過ぎです。 この図案職人さんも超ベテランの素晴らしい腕のある方です。 何度も何度も描き直して頂いて本当に感謝です。 問屋さんの仕事なら、「 茶屋辻の染め帯5本ね〜 適当に柄変えといて〜 」で草稿も書かずに出来る仕事なのです。 弊店も売り先がごまんとあり、お金に余裕があればそれでいいのですが、 一本だけの予算で、その一本に掛けているので想いの全てを職人さんにぶつけてしまいました。 そして完成したのが写真Fの草稿です。素晴らしい出来栄えです! これまだ紙の図案の段階です。 これから生地に下絵を描く職人さん、糊を置く職人さん、色挿し、伏せ糊、引き初め、蒸し水元・・・・と 各工程のエキスパート達を巡り弊店に届く予定です。 完成しましたら、掲載致します。 是非ご覧下さい。 名古屋仕立て 御仕立て上り ¥306,600− |
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